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塩の道大網峠越え、戸倉山 2017/06/17 [山歩き]

こんにちは。

越後・糸魚川と信州・松本を結んでいた千国街道・・・
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越後からは海の産物、信州からは山の産物が運ばれた交易路でした。そして故事「敵に塩を送る」で知られるように日本海の塩を内陸へ運んだことから塩の道と呼ばれています。

糸魚川から松本へは、現在は姫川に沿って JR 大糸線や国道 148 号線が通っていますが、暴れ川の姫川を避けて、塩の道は姫川両岸の山中をいくつもの峠を越えていました。

その中の一つ、越後と信州の国境を越える大網峠越えの道を歩き、ついでに沿道の戸倉山へ登りました。

今回は片道歩行のため、鉄道とバスを使って移動。まずはえちごトキめき鉄道で糸魚川駅に着きました。
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糸魚川駅前 8:20 発の別所行きバスに乗って山口で下車。
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バスを降りたところがちょうど塩の道入口でした。ここから歩行開始。

ゴールデンウィーク頃に来ると、祝福されているように花々に囲まれる道祖神。すでに花は終わってちょっと寂しい感じ。
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傾いたままの電柱が何とも言えません。電灯は灯るのかな?
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この花はところどころで見ました。
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塩の道は各所で農道などと交差しますが、標識もあるので迷うことはないかと思います。

約 1 時間で、雨飾山や海谷山塊を望む景勝地、白池に着きました。晴れていれば池の水がコバルトブルーに見えます。しかし曇っていて山々は見えず、どこにでもある池の景色でした。
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白池から先、道は少し急になり、やがて小さな角間池に着きます。ここで塩の道をはずれて戸倉山を目指しました。

ブナ林の中を登って・・・
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戸倉山山頂に到着。北に日本海、東に海谷山塊と雨飾山、南〜西に白馬岳や朝日岳などの北アルプスが見える絶景の展望地ですが、当日は霧の中に入ってしまい何も見えませんでした。
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山頂で早い昼食を食べた後、角間池まで戻り、大網峠を目指します。

角間池から 10 分ほどでサミットの大網峠に着きました。周りはブナ林です。
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大網峠から先は初めて歩く道。ブナ林の中、枯れ沢を下ります。ちょっと荒々しい光景も。
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屋敷跡と書かれた標柱が立っていました。どんな屋敷が建っていたのか分かりませんが、跡地はブナ林に取り込まれつつありました。
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しばらく歩くと急坂をジグザグに下る道になります。雪の季節は歩荷という人が荷物を背負って運び、夏場は牛方と呼ばれる人が牛に荷物を付けて往来したそうです。この急坂は人にとっても牛にとってもきつい山道だったに違いありません。

牛の水くれ場と呼ばれるところ。急坂の途中にあり、人も牛も水を飲んで休憩したところでしょうか。
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やがて谷底まで下り、横川を吊り橋で渡ります。フィルルルル・・・とかじか蛙の鳴き声が聞こえましたよ。涼しい鳴き声にちょっと癒された瞬間でした。
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橋を渡ると大網集落へ向かって登り返しになり、標高が下がって暑いこともあって、ちょっときつかった。

大網集落手前で六地蔵さんに出会いました。新しい赤い前掛けをつけてもらって、ずっと大切に守られてきているのでしょうね。
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戸倉山からは誰にも出会えず、「こんにちは」と声をかけあうこともなく黙々と下ってきました。いつ熊が出てもおかしくないような道でしたので、鈴だけでは心配でパーンパーンと柏手を打ったり、ウチのはるちゃんを愛でる妙な替え歌を歌いながら歩いてきました。このお地蔵さんを見てやっと人里まで下りてきたのだとほっとしました。

塩の道はまだまだ先へ続きますが、大網集落からは車道を歩き、今回の歩行の終点、姫川温泉に着きました。
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バスを降りた山口集落で歩き始めたのが 9:00、姫川温泉に着いたのが 14:00 でした。登りの戸倉山までの所要は約 1 時間 50 分、戸倉山からの大網集落への下りは約 2 時間 15 分、さらに姫川温泉へは 25 分ほどかかりました。

姫川温泉の入浴施設、瘡の湯さんで立ち寄り入浴しました。
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瘡の湯さんには久しぶりに来ました。コンクリート造りの素っ気ない浴室に、無色透明のお湯が大量に注がれ、浴槽縁からオーバーフローしています。貸し切り状態でお湯を独り占め。以前より鉄臭鉄味が薄くなったような気がしましたが、山歩きの後だけにとても気持ちよかったです。

浴室の外のベランダに椅子などがあるスペースが出来ていて、姫川や対岸に大糸線の線路を見ることができました。時間が合えば列車が見れそうです。

姫川温泉最寄りの平岩駅から JR 大糸線で戻りました。15:06 発の列車に乗車。
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姫川の渓谷沿いを下ります。
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塩の道がわざわざ急な峠越えのほうを選んでいる姫川沿いの区間、鉄道も国道もトンネルやスノーシェッドの連続。すごいところを通っているものです。徐行区間が多く、ところどころでスピードダウンしながら走りました。

糸魚川駅到着後の待ち時間に、かつて大糸線を走っていたキハ 52 形と常設の鉄道模型レイアウトを見学。キハ 52 形は現役時代より綺麗になってピカピカでした。
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糸魚川駅からえちごトキめき鉄道に乗って帰宅しました。
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当初、山口集落 → 姫川温泉へ歩くか、反対に姫川温泉 → 山口集落へ歩くか、どちらのほうが良いだろうかと模索しました。もし逆方向に歩いたとしたら列車時刻の関係で歩き始めが多少遅くなるのと、姫川温泉 → 大網集落への車道の登りと大網峠への登りが長く、時間もかかることから、山口集落 → 姫川温泉のほうで良かったと思いました。歩いたあとに新鮮なかけ流しの温泉に入れたのもポイント高いですしね。

今回、晴れるという予報に反して雲が取れず展望が楽しめなかったのは残念でしたが、かねてより歩いてみたかった大網峠越えの区間を訪ねることができてよかったです。大網峠は塩の道最大の難所と言われますが、地図を見ると別ルートの鳥越峠や地蔵峠を越える道のほうがより難所のように見えるので、また機会があればそれらの区間など別の区間も訪ねてみたいと思いました。


★最近のはるちゃん★

立ち姿が凛々しいはるちゃん。
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でろーんと寝転ぶと、まあるいお尻と揃えた足が可愛いですね!
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